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ヴィンテージシャネルのアクセにある「刻印」の見方について

ご覧いただきありがとうございます。
あなたの心に残る買取店 Coeuricheです。

 

シャネルのバッグやお財布など、レザー製品にはGカードやシリアルシールが付属されていますよね。
しかし、アクセサリーにはシリアルナンバーが存在しません。
シリアルナンバーはございませんが、「いつのコレクションか」がわかる刻印がございます。

今回はその刻印の見方について、お話いたします。

 

◆シャネルアクセの刻印

イミテーションのネックレスやイヤリング、ピアスやブレスレットなどなど、ファッションアイテムは多数ございます。
裏側や留め具のあたりにプレートがあり、そこに刻印がございます。

このようなものです。

 

©CHANEL
93 P
MADE IN FRANCE

この、「93P」というのが、「いつのコレクションか」がわかる刻印となります。

数字は単純に年数を表します。
この場合、1993年ということです。
00であれば2000年、17であれば2017年、と単純に読むことができます。

 

続いてアルファベットですが、こちらの意味をご説明します。

A=秋冬コレクション
P=スプリングコレクション
T=春夏コレクション
S=ハイサマーコレクション
V=定番
C=クルーズコレクション

となります。
上記の刻印は、1993年のスプリングコレクションで発売されたものということがわかりました。

このような見方で全て確認できれば良いのですが、実はこのアルファベット、昔から必ずついていたわけではございません。

 

こちらをご覧ください。

 

この刻印は、「2 6」とあります。
こちらは、”ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがデザインしたアクセのみ”に刻印されているものです。

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがシャネルのデザイナーとしてアクセサリーのデザインをしていた期間は、1986年~1994年。この期間、2つの刻印が存在します。
上記の2桁数字と、以下の無地プレートのものです。

 

こちらはシャネルのデザインチームがデザインしたアクセサリー刻印です。
刻印がないからといって、偽物というワケではございません。ご安心ください。
※この無地プレートは、正確な期間を特定することはできません

 

◆ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌの刻印

2 1 — 1986年
2 2 — 1987年
2 3 — 1988年
2 4 — 1989年
2 5 — 1990年
2 6 — 1991年
2 7 — 1992年
2 8 — 1993年
2 9 — 1994年

上記で紹介した「2 6」は、1991年にデザインされたというのがわかりますね!

 

◆おまけ

余談にはなりますが、ヴィンテージシャネルといえば、数年前に買取価格が倍以上に上がったことで有名です。
その中でも、「グリポア」と呼ばれるデザインが特に値上がりしました。

このようなデザイン、見たことがあるのではないでしょうか?

 

 

「カラーストーン」などと表記されていることが多いです。
こちらの素材、実はガラスなんです!
丁寧に溶かしたガラスを、ひとつずつ流し込み作られていました。

グリポアは2000年前後くらいまでのアクセサリーにしか製造されておらず、とても希少なものとなりました。
綺麗なデザインや色合いが多く、コレクターさんが多いのも頷けます(^^)

高いものですと10万円を超えるものが多々。もっと高騰しているデザインもあります。

比較的ヴィンテージの価格が落ち着いた今ですが、グリポアは流通数が特に少ないものなので、ヴィンテージアイテムの中ではずば抜けて高く取引されています。

まだまだ高く売れますので、お安く手放さないでくださいね!☆

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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