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買取店や質屋で「鑑定」はできる?

Coeuricheのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は少し長い記事になりますが、是非お読みいただけますと幸いです。

 

近年、フリマアプリを利用される方が増え、比例して偽物(コピー品)を購入してしまう方が増えてしまいました。
そのため弊社でも「フリマで買ったのですが本物か偽物か教えてください」というご相談をよく頂きます。
結論から申し上げますと、真贋の鑑定はできません

 

なぜ、”鑑定”ができないのか?

質屋やブランド買取店は、あくまでも買い取ったお品を販売する目的で査定をしており、真贋をする場所ではないからです。
したがって、買取店にとっての”鑑定”とは、本物・偽物の鑑定ではなく、”いくらで売れるか・買い取れるか”の鑑定になります。

 

 

販売が難しいと思ったものは、例え正規品であっても買取りを断ることもあります。
状態が悪いモノだと修理費用が高額になりすぎるため、断ることもあります。

もちろん、”本物であると判断したものを買取りする”という背景がございますから、
買取価格がつけば安心だという判断材料の一つになることも理解できますが。

査定基準はお店によってもバラバラ。
「このお店は値段がついたのに、あのお店では買取不可と言われたのですが…」という相談も多いのが事実。

値段がついたから本物・値段がつかなかったから偽物だということにはなりません。

 

「本物」と断言できるのは、ブランドホルダー(ルイヴィトン・エルメスなど)のみで、買取店にはそのような権限がないのです。
しかし、当たり前ですがブランドホルダーでも真贋サービスや鑑定は行っておりません。
修理依頼を出すと偽物か本物かわかるという例もありますが、買ったものが新品未使用なら修理に出すのは現実的ではないですよね。
何かが壊れていたり不良個所がなければ、修理を依頼すること自体が難しいです。

 

買取を断られるケースまとめ

①正規品には存在しない、オリジナルモデル
②物は本物であっても、社外で修理や補修をされた形跡があるもの
③状態が悪すぎて再販が見込めないもの
④取り扱いしていないブランド・メーカーであるもの
⑤会社にとってリスクが高い高額価格帯のもの

 

ほかにも断られる理由が?

新作や限定モデルなど、中古市場で出回りの少ない超レアアイテムに関しては、比較対象となるものの流通がないこともあり、査定するスタッフがモデルを特定できなかったりする場合、断られることがありえます。

例えば、エルメスやヴィトンはモデル1つ1つに、「名前」が存在します。
「バーキン」や「スピーディ」など、その名前でモデルが特定できますよね。

しかし、例えばシャネルは「ライン名」や「シリーズ名」はありますが「名前」がないのです。
「マトラッセ チェーンショルダー」や「ボーイシャネル 3つ折りコンパクト財布」では該当するモデルがたくさんありますからね。
そのため、特定が難しいということもあります。

特定ができず調べることができない…そういうときはお買取りを断る、ということもあります。
有名な買取店で判断してくれたから安心!ということではありません。
査定するスタッフ次第ということですね。
シャネルやエルメスの高額価格帯商品などは、総合リサイクルショップでは断られる方が多いという話も聞きます。

また、最近ではフリマアプリで買われたものを本物か偽物か知りたいという理由で、買取店や質屋に持ち込まれる方が多いです。
あきらかにその目的の為だけの場合、買取できないと断る店舗様も中にはあるかもしれません。

 

LINE査定で真贋・鑑定は可能?

LINE査定でも真贋・鑑定は行っておりません。
LINEで値段がつくかどうかで、真贋鑑定をオススメされている方をお見掛けすることがありますが…
まず、LINEで偽物本物を見抜くことは難しいです。
現物を見ることができませんし、細かい部分を見ないことには判断ができないからです。

コピー商品によくあるオリジナルモデルならその時点でお断りできますが…。
しかし、実在するモデルであれば、単純に買取価格をご案内されることもあります。

LINE査定は真贋をするのが目的ではなく、買取価格をお伝えするものですので、本物か偽物かのお問合せについてはご返答致しかねます。

 

買取店や質屋で、正式に真贋・鑑定書を発行してもらえる?

弊社では、規約に基づき、本物だという証明書は発行できませんし鑑別書もありません。

一時期、鑑定書を有料発行されている店舗様はお見掛けしておりましたが…ほとんど休止されています。
あるにはありますが、実際その鑑定書がどれだけの効力を持っているかはわかりません。

結局のところ、「本物」と100%保証ができるのはブランド側のみなので…
正式なブランド以外で発行される鑑定書を信用しすぎるのはよくないです。

フリマアプリでも「偽物だった場合、鑑定書を提出してください」等記載はされておりますが、
その鑑定書はどこで発行されたものが有効であるかは記載されませんし、結局泣き寝入りされる被害者の方が多いです。

鑑定書がなくても、コピー品だった場合返金返品処理がされますが、時間と労力はかなり消費します。
アカウントを削除されてしまうこともありますし、やはり”買わないこと”が何より大事です。

 

まとめ

買取店や質屋では、真贋鑑定は受付しておりません。

”安いから”という理由だけで買ってしまうと、後々後悔することになってしまいます。
安いお買い物ではございませんし、購入される前に一度冷静に考えてみましょう!

トラブルにならないためにも、必ず信用できる出品者様から購入してくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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