ロレックス オープナーを使った裏蓋の開け方
2020/01/202024/05/31
ご覧いただきありがとうございます。
Coeuricheです。
ロレックスの裏蓋、開けたこと・開けているところを見たことはありますか?
専用工具が必要なことと、取り扱いがデリケートなものなので、見る機会はあまりないという方が多いのではないしょうか。
今回は、そのロレックスの裏蓋を開けるところ、じっくりご紹介していきたいと思います☆
まず、今回裏蓋を開けるロレックスはこちら!
シードゥエラー(Ref.16600)です。
そして、裏蓋を開けるために必要な工具をご紹介します!
まずはオープナー。当店で使用していますのは、ベルジョンのオープナーです。
T09-DTL155 7駒セット。
この駒は裏蓋のサイズに合わせて使用します。
【駒サイズ】
No,0➔18.50mm No,1➔20.20mm No,2➔22.50mm No.3➔26.50mm No,4➔28.30mm No,5➔29.50mm No,6➔36.50mm
そして時計を固定する台です。
当店で使用していますのは、SEIKOの保持器です。
固定部にはシリコンがついていますので、時計にキズがつきません。
それでは、開けていきます!
まずは時計のブレスを外し、裏蓋を開けやすくします。
時計のブレスは、バネ棒外しを使用し、時計本体とベルトがつながっているバネ棒を外します。
外すとこんなかんじです☆
それでは裏蓋を開けていきましょう…!
時計本体を、保持器で固定します。
☑ チェックポイント
このままでも傷はつかないのですが、万が一のことを考え、当店では透明のビニールをはさんで固定しています。
こうすることにより、細かい傷でもついてしまうことを防ぎます。
そして、各時計の裏蓋サイズに合わせた駒を選び、裏蓋にはめます。
そしてハンドルを駒にはめます。
ここでしっかりとオープナーが裏蓋にはまっていることを確認。(はまっていないと裏蓋のギザギザをなめしてしまう危険があります)
両手で持ち、少しだけ力をいれてクッと回します。
クルクル~と回していくと、裏蓋がとれました☆
裏蓋を開けると、ムーブメントを確認することができます。
ムーブメントには、キャリバー(Cal.〇〇〇〇)が刻印されていますので、これによりキャリバーがわかります。
こちらのシードゥエラーのキャリバーは、Cal.3135です。
この裏蓋を開けることにより、例えば「このロレックスは改造品ではないか?」などを確認することができます。
本当にあった怖い話…ロレックスの本体は本物でキャリバーは偽物(改造品)だったということがありました。
怖いですよね…。
このように、工具さえあればどなたでも簡単に裏蓋をあけることができます!
ただ、工具の価格帯はいろいろあり、安価なものもございますが、安価な工具はオススメしません。
傷をつけてしまうと大変ですので、もしご自身で裏蓋を開ける際は、専用工具もいいものを使ってほしいです!
以上、ロレックス オープナーを使った裏蓋の開け方についてでした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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